初節句はいつ祝う?女の子と男の子の違い
初節句は、生まれて最初に迎える節句のことです。女の子は3月3日の桃の節句(ひな祭り)、男の子は5月5日の端午の節句(こどもの日)に祝うのが一般的です。
お祝いは節句の当日に行う家庭もあれば、その前の休日に行う家庭もあります。祖父母を招く場合は、みんなが集まりやすい日を選んで構いません。
節句は、もともと季節の変わり目に災いをはらう行事でした。桃の節句には女の子の、端午の節句には男の子の健やかな成長を願う意味が込められるようになったと言われます。
| 女の子 | 男の子 | |
|---|---|---|
| 節句の名前 | 桃の節句(ひな祭り) | 端午の節句 |
| 日付 | 3月3日 | 5月5日 |
| 飾るもの | ひな人形 | 五月人形・こいのぼり |
| 飾り始めの目安 | 立春(2月4日ごろ)〜2月中旬 | 春分(3月20日ごろ)〜4月中旬 |
| 定番の料理 | ちらし寿司・はまぐりのお吸い物 | 柏餅・ちまき |
初節句を翌年に祝うのはどんなとき?
節句の直前に生まれた場合は、翌年に初節句を祝う家庭も多くあります。目安として、節句まで生後1〜2か月ほどしかないときがよく挙げられます。
生まれて間もない時期は、赤ちゃんもお母さんもまだ体調が安定していません。人形選びや祖父母を招く準備も慌ただしくなります。
その年は家族だけで簡単に祝い、翌年に改めて初節句としてお祝いする方法もあります。どちらにするかは、家族で話し合って決めて構いません。
初節句のひな人形を飾る時期と片付ける時期
ひな人形は、立春(2月4日ごろ)から2月中旬までに飾るのが一般的です。遅くとも節句の1週間ほど前までには飾っておくと、ゆっくり楽しめます。
片付けは、3月3日が過ぎたら、なるべく早めの天気のよい乾いた日に行います。湿気は人形の傷みにつながるため、晴れた日を選ぶのがよいとされます。
前日に慌てて飾る「一夜飾り」は避けたほうがよい、と言われることがあります。地域によっては旧暦に合わせて4月3日に祝うところもあり、その場合は飾る時期もずれます。
初節句の五月人形・こいのぼりを飾る時期
五月人形やこいのぼりは、春分(3月20日ごろ)から4月中旬までに飾るのが一般的です。
片付けは、5月5日が過ぎたら、天気のよい乾いた日に行います。梅雨に入る前にしまうと、湿気による傷みを防ぎやすくなります。
こいのぼりは、ベランダ用の小さなものや、室内に飾るタイプもあります。住まいに合わせて選ぶ家庭が増えています。
五月人形には、鎧飾り、兜飾り、子どもの姿をした武者人形などがあります。災いから身を守り、たくましく育つようにという願いが込められていると言われます。
初節句の人形は誰が贈る?選び方のポイント
ひな人形や五月人形は、母方の実家が贈るという習わしがあります。ただし、これは地域によって違い、父方が贈る地域もあります。
今は、両家で費用を分けたり、両親が自分たちで選んだりすることも多くなっています。どちらかの家に任せきりにせず、早めに相談しておくと安心です。
人形選びでは、次の点を考えておくと決めやすくなります。
- 飾る場所の広さ:段飾りか、親王飾り(お内裏様とおひな様だけ)か、ケース入りかを決めます。
- しまう場所:毎年出し入れするので、収納の大きさも確認します。
- 購入の時期:人気の人形は早めに売り切れることがあります。年明けから人形選びを始める家庭が多くあります。
初節句の料理|桃の節句と端午の節句
初節句では、家族で季節の料理を囲んでお祝いします。料理にはそれぞれ願いが込められていると言われます。
料理は手作りにこだわらず、ちらし寿司の素やお店の料理を使っても構いません。祖父母を招く場合は、食べやすいものを中心にすると喜ばれます。
- 桃の節句:ちらし寿司、はまぐりのお吸い物、ひなあられ、菱餅、白酒(大人向け)など。はまぐりは、対の貝殻しかぴったり合わないことから、よい相手にめぐり合う願いが込められていると言われます。
- 端午の節句:柏餅、ちまき、出世魚のぶりや鯛など。柏の葉は新しい芽が出るまで古い葉が落ちないことから、家が続く願いが込められていると言われます。
- 赤ちゃん用:まだ離乳食の前か始まったばかりの時期なので、赤ちゃんは祝い膳の雰囲気を楽しむだけで十分です。
初節句のお祝いの準備と当日の流れ
初節句のお祝いは、自宅で行う家庭もあれば、お店で食事会を開く家庭もあります。祖父母を招くかどうか、どこで祝うかを先に決めておくと、準備が進めやすくなります。
準備はおおむね、次の順番で進めるとスムーズです。
- 2〜3か月前:両家で人形を誰が用意するか相談し、人形選びを始めます。
- 1か月前:お祝いの日にちと場所を決め、祖父母に連絡します。写真スタジオやお店の予約もこのころに済ませます。
- 2週間〜1週間前:人形を飾り、料理の段取りや赤ちゃんの服を用意します。
- 当日:人形の前で写真を撮り、料理を囲んでお祝いします。赤ちゃんが疲れないよう、時間は短めにします。
初節句の服装と写真撮影
初節句の服装に決まりはありません。女の子は被布(ひふ)や着物風のロンパース、男の子は袴風のロンパースや陣羽織など、お祝いらしい装いがよく選ばれます。
人形の前で記念写真を撮る家庭が多くあります。写真スタジオで初節句の記念撮影をする家庭もあり、人形や衣装を用意しているスタジオもあります。
節句の前はスタジオが混み合うことがあります。撮影をするなら、日程を早めに決めて予約しておきましょう。
家族の服装も、普段より少しきちんとした服にすると、写真に残したときにまとまりが出ます。自宅でのお祝いなら、きれいめの普段着で十分です。
初節句のお祝いをもらったときのお返し
初節句のお祝いは、お祝いの席に招いて食事でもてなすことがお返しになる、という考え方があります。
お祝いの席に来られなかった人からいただいた場合は、内祝いの品を贈る家庭が多いです。赤ちゃんの写真を添えると喜ばれます。
お返しの考え方は地域や家庭によって違います。迷ったときは、両家の親に相談してから決めると安心です。
時期やしきたりは、地域・宗派・家庭によって異なります。迷ったときは、神社・お寺や家族と相談して決めてください。