還暦祝いのしかた|いつ祝う?意味・祝い方・贈り物

更新日:2026年9月27日

かんたんに言うと

還暦祝いは、満60歳(数え年61歳)を迎える年に祝うのが一般的です。生まれた年の干支が60年でひと回りして、同じ干支に還ることを祝います。誕生日のほか、お正月や敬老の日など家族が集まりやすい日に祝う家庭が多いです。

親や身近な人が60歳を迎えると、「還暦祝いはいつ、どう祝えばいいの?」と気になるものです。この記事では、還暦の意味と祝う時期、赤いちゃんちゃんこの由来、食事会や旅行などの祝い方、贈り物の選び方、のしの書き方までをまとめました。今の60歳は仕事も趣味も現役の人が多いので、本人らしさを大切にした祝い方を考えるヒントにしてください。

還暦祝いとは?還暦の意味

還暦は、長寿祝い(賀寿)のひとつです。暦で使われる干支(えと)は、十干と十二支の組み合わせで60通りあります。生まれた年から60年たつと、生まれた年と同じ干支に戻ります。

この「暦が還る」ことから、還暦と呼ばれます。干支がひと巡りして、新しい人生が始まる節目として祝われてきました。「本卦還り(ほんけがえり)」と呼ばれることもあります。

還暦祝いはいつ?何歳で祝う?

還暦祝いは、満60歳を迎える年に祝うのが一般的です。数え年でいうと61歳にあたります。古希や喜寿などほかの長寿祝いは数え年で祝うのが本来の形ですが、還暦だけは満60歳で祝うことが広く定着しています。

祝う日に決まりはありません。60歳の誕生日当日のほか、その年のお正月、敬老の日、家族が集まりやすい連休などを選ぶ家庭が多いです。定年退職の時期とあわせて、「おつかれさま」の気持ちを込めて祝うこともあります。

還暦を迎える年の目安
生まれ年満60歳になる年
1966年(昭和41年)2026年
1967年(昭和42年)2027年
1968年(昭和43年)2028年
1969年(昭和44年)2029年

還暦祝いは誰が祝う?

還暦祝いは、子どもや孫など家族が中心になって祝うのが一般的です。子どもが何人かいる場合は、きょうだいで費用を出し合って食事会や贈り物を用意することもよくあります。

夫婦で祝い合ったり、職場の仲間や友人が祝ったりすることもあります。大切なのは形式よりも、本人が「うれしい」と感じられることです。事前にさりげなく希望を聞いておくと、祝い方を決めやすくなります。

夫婦のどちらか一方だけが還暦を迎える場合でも、家族の行事として一緒に祝うことが多いです。夫婦の年齢が近いときは、二人そろって祝う機会にする家庭もあります。

還暦祝いの赤いちゃんちゃんこの意味

還暦祝いでは、赤いちゃんちゃんこや頭巾を身につける習わしがあります。干支がひと回りして生まれた年に戻ることから、「赤ちゃんに戻って、もう一度生まれ直す」という意味が込められているといわれます。

また、赤には昔から魔除けの力があると考えられてきました。これからも元気に過ごせるように、という願いも込められているとされます。

最近は、ちゃんちゃんこを着ることに照れを感じる人も少なくありません。記念写真を撮るときだけ着てもらったり、赤いセーターやマフラー、ネクタイなど普段使いできるものを贈ったりする家庭も増えています。

還暦祝いの祝い方のアイデア

還暦祝いの祝い方に決まりはありません。本人の好みや体調、家族の住まいの距離などに合わせて選びます。いくつか組み合わせるのもよい方法です。

祝いの席では、本人を上座に座らせ、子どもや孫からひと言ずつお祝いを伝えると場がなごみます。写真や動画を残しておくと、あとで見返せる家族の記録になります。

  • 家族そろっての食事会:お店の個室を予約したり、自宅で好物を用意したりします。
  • 旅行や温泉:思い出の場所や、本人が行きたかった場所を選ぶと喜ばれます。
  • 記念写真:写真館での撮影や、集まった場での家族写真を残します。
  • 手紙や寄せ書き:子どもや孫からの言葉は、形に残る贈り物になります。
  • サプライズの演出:ケーキやスライドショーなど、本人の性格に合わせて取り入れます。

還暦祝いの準備の進め方

食事会や旅行を計画する場合は、2〜3か月前から準備を始めると余裕を持てます。家族の予定を合わせるのに時間がかかることが多いためです。サプライズにする場合も、本人の予定だけはさりげなく押さえておきましょう。

遠方の家族が集まるときは、交通や宿の手配も早めに進めます。本人の体調や、高齢の親族が参加する場合の移動のしやすさにも気を配ると安心です。

還暦祝いの準備スケジュールの目安
時期すること
2〜3か月前祝い方と日程を家族で相談する
1〜2か月前お店・宿・写真館を予約する
1か月前贈り物を選んで注文する(名入れは早めに)
1〜2週間前人数の確定、手紙やメッセージの準備
当日記念写真を撮り、贈り物を渡す

還暦祝いの贈り物の選び方

還暦祝いの贈り物は、祝いの色である赤を取り入れたものがよく選ばれます。赤い財布やバッグ、名前や日付を入れた記念品、生まれ年のお酒、花束などが定番です。

60歳はまだ現役で働く人も多い年齢です。「お年寄り扱い」に感じさせない、今の暮らしで使えるものを選ぶ気づかいが大切です。趣味の道具や、夫婦で楽しめる体験型の贈り物も喜ばれやすいです。

贈り物の予算は、家族の関係性やほかの兄弟姉妹との兼ね合いで決める家庭が多いです。金額よりも、本人のことを考えて選んだ気持ちが伝わることを大切にしましょう。

  • 赤を取り入れた小物(財布、名刺入れ、マフラー、ネクタイなど)
  • 名入れの記念品(グラス、時計、フォトフレームなど)
  • お酒や食べものなど、本人の好きなもの
  • 旅行や食事、写真撮影などの体験型ギフト

還暦祝いののしとメッセージ

贈り物にのしをかける場合は、紅白の蝶結びの水引を使うのが一般的です。蝶結びは何度結び直してもよいことから、何度あってもうれしいお祝いに使われます。表書きは「祝還暦」「還暦御祝」「寿」などとし、下に贈る人の名前を書きます。

メッセージは、これまでの感謝とこれからの健康を願う言葉を中心にします。「これからも元気で、楽しい毎日を過ごしてね」のように、前向きな言葉が伝わりやすいです。「老い」や「衰え」を感じさせる表現や、死を連想させる言葉は避けるのが一般的です。

時期やしきたりは、地域・宗派・家庭によって異なります。迷ったときは、神社・お寺や家族と相談して決めてください。

還暦祝いのよくある質問

還暦祝いは誕生日の前と後、どちらに祝う?

決まりはありません。60歳の誕生日当日や、その前後の家族が集まれる日に祝うのが一般的です。誕生日前のお正月に祝う地域や家庭もあります。

還暦祝いは数え年で祝うこともある?

もともとは数え年61歳で祝うものでした。今は満60歳で祝うのが一般的ですが、地域や家庭によっては数え年で祝うこともあります。どちらでも間違いではありません。

還暦祝いに赤いちゃんちゃんこは必ず着る?

必ず着る必要はありません。本人が照れくさい場合は、赤い小物を贈ったり、写真のときだけ着てもらったりする方法もあります。本人の気持ちを優先しましょう。

還暦祝いの食事会はどこで行う?

個室のある料亭やレストラン、ホテル、自宅などがよく選ばれます。本人の好きな料理が食べられる場所を選ぶと喜ばれます。人数が多い場合や遠方から集まる場合は、早めに予約しておくと安心です。

還暦祝いで避けたほうがよい贈り物は?

老眼鏡や杖など、年齢を強く意識させるものは避けたほうが無難とされます。ハンカチ(手巾)や櫛など、別れや苦労を連想させるといわれるものを気にする人もいます。本人が望んでいる場合は、その限りではありません。

還暦のあとの長寿祝いは何がある?

70歳の古希、77歳の喜寿、80歳の傘寿、88歳の米寿、90歳の卒寿、99歳の白寿、100歳の百寿などがあります。還暦以外は数え年で祝うのが本来の形ですが、満年齢で祝う家庭も多いです。

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