長寿祝いの一覧|年齢・由来・祝いの色

更新日:2026年9月27日

かんたんに言うと

長寿祝いは、60歳の還暦、70歳の古希、77歳の喜寿、80歳の傘寿、88歳の米寿、90歳の卒寿、99歳の白寿、100歳の百寿などの節目に、長生きを家族で祝う習わしです。還暦は満60歳で祝うのが一般的で、古希以降はもともと数え年で祝いますが、今は満年齢で祝う家庭も多くあります。

長寿祝いは「賀寿(がじゅ)」とも呼ばれ、年齢ごとに名前と由来、祝いの色があります。「古希は何歳?」「米寿の色は?」と迷ったときにすぐ確かめられるよう、この記事では長寿祝いの一覧を表にまとめました。あわせて、数え年と満年齢の考え方、祝い方や贈り物の選び方も紹介します。

長寿祝いの一覧(年齢・読み方・祝いの色)

主な長寿祝いの年齢と読み方、祝いの色をまとめました。年齢は、還暦が満年齢、古希以降は本来の数え年で示しています。祝いの色は一般的に言われているもので、地域や考え方によって違う色が挙げられることもあります。

長寿祝いの一覧
名称読み方年齢祝いの色
還暦かんれき60歳(満)赤
古希こき70歳紫
喜寿きじゅ77歳紫
傘寿さんじゅ80歳黄・金茶
米寿べいじゅ88歳黄・金茶
卒寿そつじゅ90歳紫
白寿はくじゅ99歳白
百寿ひゃくじゅ100歳桃色

長寿祝いの名前の由来

長寿祝いの名前の多くは、漢字の形や、昔の詩の一節に由来しています。由来を知っておくと、お祝いの席での話題にもなります。

  • 還暦(60歳):生まれた年の干支が60年でひと回りして、同じ干支に還ることから。
  • 古希(70歳):唐の詩人・杜甫の詩にある「人生七十古来稀なり」の一節から。「古稀」とも書きます。
  • 喜寿(77歳):「喜」の草書体が「七十七」と読めることから。
  • 傘寿(80歳):「傘」の略字「仐」が「八十」に見えることから。
  • 米寿(88歳):「米」の字を分けると「八十八」になることから。
  • 卒寿(90歳):「卒」の略字「卆」が「九十」と読めることから。
  • 白寿(99歳):「百」から「一」を取ると「白」になることから。
  • 百寿(100歳):100歳を祝う名前です。「紀寿(きじゅ)」とも呼ばれ、100年を一世紀と数えることに由来します。

長寿祝いのそのほかの節目(緑寿・茶寿・皇寿など)

一覧の8つのほかにも、長寿を祝う呼び名があります。よく知られているものに比べると祝う家庭は少ないですが、節目の目安として知っておくと便利です。

これらの呼び名や読み方は、資料によって違いがあることもあります。祝う場合は、家族で意味を確かめ合っておくとよいでしょう。

  • 緑寿(ろくじゅ・66歳):近年になって広まった呼び名です。「六六」を「ろくろく」と読み、緑の字をあてたとされます。
  • 半寿(はんじゅ・81歳):「半」の字を分けると「八十一」になることから。
  • 茶寿(ちゃじゅ・108歳):「茶」の字を分けると「十」「十」「八十八」になり、足すと108になることから。
  • 皇寿(こうじゅ・111歳):「皇」の字を「白(99)」と「王(十と二)」に分けて、足すと111になることから。

長寿祝いの色の意味

長寿祝いには、それぞれ祝いの色があるとされます。還暦の赤は、赤ちゃんに戻って生まれ直すという意味や、魔除けの意味があるといわれます。

古希・喜寿・卒寿の紫は、昔から高貴な色とされ、位の高い人だけが身につけられた色でした。年齢を重ねた人への敬意を表す色として選ばれています。

傘寿・米寿の黄や金茶は、実った稲穂や豊かさを思わせる色です。白寿の白は名前の「白」から、百寿の桃色は、おめでたい紅白の色が合わさった色として選ばれているといわれます。

長寿祝いは数え年と満年齢のどちらで祝う?

古希以降の長寿祝いは、もともと数え年で祝うものでした。数え年は、生まれた年を1歳とし、元日を迎えるたびに1つ年を取る数え方です。満年齢より1〜2歳多くなります。

今は、誕生日が分かりやすい満年齢で祝う家庭も多く、どちらでも間違いではありません。還暦だけは、満60歳で祝うのが一般的になっています。

迷ったときは、本人の体調や、家族が集まりやすい時期を優先して決めて構いません。高齢になるほど、「早めに祝えるなら数え年で」と考える家庭もあります。

長寿祝いはいつ祝う?時期の決め方

長寿祝いの日に決まりはありません。誕生日のほか、家族が集まりやすいお正月、お盆、敬老の日などに祝う家庭が多いです。

数え年で祝う場合は、その年のお正月から誕生日までの間に祝うこともあります。満年齢で祝う場合は、誕生日の前後に祝うと分かりやすいです。

本人が高齢の場合は、季節や体調も考えて日を選びます。暑さ寒さの厳しい時期を避けたり、移動の負担が少ない場所にしたりすると、本人もゆっくり楽しめます。

長寿祝いの祝い方

長寿祝いは、子どもや孫が中心になって祝うのが一般的です。年齢が上がるほど、本人の体調に合わせた無理のない祝い方を選ぶことが大切になります。

遠方に住んでいて集まれない家族がいる場合は、ビデオ通話でお祝いの言葉を伝える方法もあります。本人にとっては、大勢で集まることよりも、家族の顔を見て声を聞けることが何よりの喜びになることも多いものです。

  • 家族での食事会:自宅や、段差の少ないお店の個室などが安心です。
  • 記念写真:祝いの色の服や小物を身につけて、家族そろって撮影します。
  • 手紙や寄せ書き:ひ孫の絵や写真を添えると喜ばれます。
  • 旅行:近場の温泉など、移動の負担が少ない行き先を選びます。
  • 施設に入居している場合:施設に相談し、面会の時間に小さなお祝いをします。

長寿祝いの贈り物の選び方

長寿祝いの贈り物には、祝いの色を取り入れたものがよく選ばれます。古希や喜寿なら紫のひざ掛けやストール、米寿なら金茶の小物、といった選び方です。

名前やお祝いの言葉を入れた記念品、家族の写真を使ったフォトブック、本人の好きな食べものや花も定番です。年齢に合わせて、軽くて扱いやすいもの、肌ざわりのよいものを選ぶと、普段から使ってもらいやすくなります。

贈り物にのしをかける場合は、紅白の蝶結びの水引を使い、表書きは「祝古希」「祝米寿」「寿」などとするのが一般的です。予算は家族の関係性によって異なるので、きょうだいで相談して決めると安心です。

時期やしきたりは、地域・宗派・家庭によって異なります。迷ったときは、神社・お寺や家族と相談して決めてください。

長寿祝いのよくある質問

長寿祝いはすべて祝わないといけない?

すべてを祝う決まりはありません。還暦、古希、喜寿、米寿などを中心に祝う家庭が多いです。本人や家族の気持ち、体調に合わせて選んで構いません。

長寿祝いは亡くなった人にもする?

長寿祝いは、生きている人の長寿を祝うものです。亡くなった方については、長寿祝いではなく法要などで偲ぶのが一般的です。

喪中のときに長寿祝いをしてもいい?

考え方は家庭や地域によって分かれます。忌明けまでは控え、時期をずらして祝うことが多いようです。本人の気持ちを聞いたうえで、身内だけで静かに祝うこともあります。

長寿祝いの食事会で気をつけることは?

本人が食べやすい料理を選ぶことが大切です。お店を予約するときに、やわらかい料理や量の調整ができるか相談しておくと安心です。段差の少なさやトイレの近さ、長時間にならないことにも気を配りましょう。

70歳の古希は「古稀」と書いてもいい?

どちらも使われます。もとの詩では「稀」の字が使われていますが、常用漢字の「希」で書くことも一般的です。のしやメッセージではどちらを使っても問題ありません。

夫婦で長寿祝いの年が違うときはどうする?

それぞれの節目に祝うのが基本です。ただ、年齢が近い場合は、どちらかの節目にあわせて二人一緒に祝う家庭もあります。家族が集まる回数や本人の希望で決めましょう。

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