厄払いのしかた|いつ受ける?時期・服装・流れ

更新日:2026年9月27日

かんたんに言うと

厄払いは、元日から節分(2月3日ごろ)までに受けるのが一般的とされます。ただし多くの神社やお寺では一年を通して受け付けているので、時期を過ぎても気づいたときに受けて構いません。厄年は数え年で数えることが多く、男性は25・42・61歳、女性は19・33・37・61歳が本厄とされます。

厄年が近づくと「厄払いはいつ行けばいいの?」「何を着ていけばいい?」と迷う人は多いものです。この記事では、厄払いを受ける時期の目安、神社とお寺の違い、申し込みから当日までの流れ、服装や初穂料の包み方をまとめました。細かな作法は神社やお寺、地域によって違うため、最後は受ける先に確認するのが安心です。

厄払いとは?厄年の考え方

厄払いは、厄年に災いを避け、無事に過ごせるよう神仏に祈ってもらうことです。厄年は、体や暮らしに変化が起こりやすい年齢として、昔から気をつける年とされてきました。

厄年の年齢は、数え年で数えるのが一般的です。数え年は、生まれた年を1歳とし、元日を迎えるごとに1つ年を取る数え方です。誕生日前なら満年齢に2を、誕生日後なら1を足すと数え年になります。

本厄の前の年を「前厄」、後の年を「後厄」と呼び、本厄を中心に3年間を慎む年とする考え方が広く知られています。とくに男性42歳と女性33歳は「大厄」と呼ばれ、特に気をつける年とされます。

厄払いの対象になる年齢(男女別の厄年)

一般的に言われている厄年の年齢を、男女別にまとめました。いずれも数え年です。地域や神社・お寺によっては、女性61歳を含めない場合や、ほかの年齢も厄年とする場合があります。

厄年の年齢(数え年)の目安
区分男性女性
前厄24・41・60歳18・32・36・60歳
本厄25・42・61歳19・33・37・61歳
後厄26・43・62歳20・34・38・62歳
大厄42歳33歳

厄払いはいつ受ける?時期の目安

厄払いは、元日から節分(2月3日ごろ)までに受けるのが一般的とされます。昔の暦では立春が一年の始まりと考えられていたため、新しい年が本格的に始まる前に厄を払っておく、という意味合いがあります。

とはいえ、多くの神社やお寺では一年中ご祈祷を受け付けています。節分を過ぎたからといって受けられないわけではありません。気になったときや、都合のよい日に受けて構いません。

  • お正月の初詣にあわせて受ける
  • 節分の行事にあわせて受ける
  • 誕生日の前後に受ける
  • 転職や引っ越しなど、節目の前に受ける

厄払いは前厄・本厄・後厄の3年とも受ける?

3年続けて受ける人もいれば、本厄の年だけ受ける人もいます。決まりがあるわけではないので、気持ちや都合に合わせて選んで大丈夫です。

3年とも受ける場合は、前厄で厄払いを受け、本厄でも受け、後厄では「無事に過ごせたお礼」を兼ねてお参りする、という形もよく見られます。受けたお札は一年を目安に、受けた神社やお寺へお返しするのが一般的です。

厄払いは神社とお寺のどちらで受ける?違いと選び方

神社では「厄祓い(やくばらい)」、お寺では「厄除け(やくよけ)」と呼ぶことが多いです。呼び方や作法は違いますが、どちらで受けても構いません。

選び方に正解はありません。地元の氏神さまにお願いする人、家族が代々お参りしているお寺を選ぶ人、厄除けで知られる寺社へ出かける人など、さまざまです。

神社とお寺の厄払いの違い(一般的な例)
項目神社お寺
呼び方厄祓い・厄払い厄除け
納めるお金初穂料(玉串料)御祈祷料・御布施
内容神職によるお祓い・祝詞僧侶による読経・ご祈祷
授かるものお札・お守りなどお札・お守りなど

厄払いの申し込みから当日の流れ

当日の受付で申し込めるところが多いですが、予約が必要なところや、受付時間が決まっているところもあります。お正月や節分の時期は混み合うので、公式サイトなどで事前に確認しておくと安心です。

  • 受付で申込書に、名前・生年月日・住所・願意(厄除けなど)を書きます。
  • 初穂料(お寺では御祈祷料)を納めます。
  • 待合で順番を待ち、名前を呼ばれたら本殿や本堂へ上がります。
  • お祓い・ご祈祷を受けます。時間は20〜30分ほどのことが多いです。
  • お札やお守り、お下がりの品などを受け取ります。

厄払いの服装と持ち物

厄払いは神さま・仏さまの前で祈ってもらう場なので、清潔で落ち着いた服装が安心です。決まったドレスコードはないことが多いものの、迷ったらスーツやジャケットを選ぶと失礼がありません。

本殿や本堂に上がるときは靴を脱ぐこともあるため、脱ぎはきしやすい靴と、きれいな靴下やストッキングを用意しておきます。冬の境内は冷えるので、上着は脱ぎやすいものにします。

  • 男性:スーツ、またはジャケットに襟つきシャツ
  • 女性:ワンピースやスーツ、落ち着いた色のセットアップ
  • 避けたい服装:露出の多い服、ダメージジーンズ、サンダル、派手な柄
  • 持ち物:初穂料を入れたのし袋、袱紗、筆記用具、予約した場合はその控え

厄払いを受けたあとの過ごし方

厄払いを受けたからといって、特別に生活を変える必要はありません。いつもより少しだけ体をいたわり、無理をしすぎないことを心がける、くらいの気持ちで十分です。

厄年は、仕事や家庭で役割が変わったり、体調が変わったりしやすい年齢と重なっています。健康診断を受ける、睡眠や食事を見直すなど、自分の暮らしをふり返るきっかけにする人も多いです。

地域によっては、厄年の人が親しい人を招いて食事をふるまったり、身につける長いもの(帯やネクタイ、ベルトなど)を贈ったりする習わしもあります。長いものは「長寿」に通じるとされ、厄除けの贈り物として選ばれることがあります。

厄払いの初穂料・のし袋の書き方

初穂料や御祈祷料の金額は、神社やお寺ごとに決まっていることが多いです。内容によって金額が分かれている場合もあるので、公式サイトや電話で事前に確認しましょう。

のし袋は、紅白の蝶結びの水引のものを使うのが一般的です。表書きは、神社なら「初穂料」「御初穂料」、お寺なら「御祈祷料」「御布施」などと書き、下に厄払いを受ける人の名前を書きます。受付でそのまま納める形のところもあるので、迷ったら確認すると安心です。

時期やしきたりは、地域・宗派・家庭によって異なります。迷ったときは、神社・お寺や家族と相談して決めてください。

厄払いのよくある質問

厄払いは節分を過ぎても受けられる?

受けられます。多くの神社やお寺では一年を通してご祈祷を受け付けています。気になったときに受けて構いませんが、受付日や時間は事前に確認しておきましょう。

厄払いの年齢は満年齢と数え年のどちらで数える?

数え年で数えるのが一般的です。ただし満年齢で案内している神社やお寺もあります。受ける先の厄年表を確認すると確実です。

厄払いは本人が行けなくても受けられる?

家族が代わりに申し込める「代理祈祷」や、郵送での祈祷を受け付けているところもあります。対応は神社やお寺によって異なるので、事前に問い合わせてください。

喪中でも厄払いを受けていい?

神社では、忌中(亡くなってから五十日ほど)の参拝を控えるのが一般的とされます。お寺は忌中でもお参りしてよいとされることが多いです。考え方には違いがあるので、気になる場合は受ける先に相談しましょう。

厄払いに家族や子どもがついて行ってもいい?

付き添いとして一緒に行くのは問題ないことが多いです。ただ、本殿や本堂に上がれる人数を決めているところもあります。混み合う時期は特に、事前に確認しておくと安心です。

厄払いで受けたお札はどうする?

神棚や、目線より高い清潔な場所にお祀りするのが一般的です。一年を目安に、受けた神社やお寺へお返しします。遠方の場合は近くの寺社で納められるか確認しましょう。

ほかの計算・早見表

ほかの計算・早見表