一周忌・三回忌の準備と流れ|いつ行う?数え方と案内

更新日:2026年9月27日

かんたんに言うと

一周忌は亡くなってから満1年、三回忌は満2年の祥月命日に行う年忌法要です。三回忌が満2年なのは、亡くなった日を1回目の忌日と数えるためです。命日当日が難しい場合は、命日より前の土曜日・日曜日に行うのが一般的です。

一周忌は、四十九日のあとに迎える大切な年忌法要です。その翌年には三回忌が続くため、「三回忌は3年後ではないの?」と迷う方も少なくありません。この記事では、一周忌と三回忌の数え方、それ以降の年忌法要の一覧、準備のスケジュール、案内の出し方、当日の流れと服装までを順にまとめました。細かな作法は地域や宗派、お寺によって違うため、迷ったときはお寺に相談しながら進めてください。

一周忌・三回忌とは?年忌法要の意味

年忌法要は、決まった年の祥月命日(亡くなった月日と同じ日)に、故人をしのんで営む法要です。一周忌はその最初の年忌法要にあたります。

一周忌までを喪中とすることが多く、一周忌をひとつの区切りとして日常の暮らしに戻っていく、という意味合いもあります。そのため一周忌は、親族だけでなく、故人と親しかった友人なども招いて営むのが一般的です。

三回忌は、一周忌の翌年に営む年忌法要です。一周忌ほど大きくはしないものの、故人をしのぶ大切な機会として、家族や親族が集まって営むことが多いです。

一周忌・三回忌はいつ?数え方の違い

一周忌は、亡くなってから満1年の祥月命日に行います。たとえば2026年4月1日に亡くなった場合、一周忌は2027年4月1日です。

三回忌は、亡くなってから満2年の祥月命日に行います。三回忌以降は「回忌」で数え、亡くなった日を1回目と数えるため、「○回忌」は満(○−1)年になります。2026年4月1日に亡くなった場合、三回忌は2028年4月1日です。

命日当日に行うのが本来ですが、親族が集まりやすいよう、命日より前の土曜日・日曜日に行うことが多いです。命日を過ぎてから行うのは避けるのがよいとされます。

主な年忌法要と数え方(2026年に亡くなった場合)
法要亡くなってから行う年
一周忌満1年2027年
三回忌満2年2028年
七回忌満6年2032年
十三回忌満12年2038年
十七回忌満16年2042年
三十三回忌満32年2058年

一周忌の準備のスケジュール

一周忌は参列する人数が多くなりやすいため、早めに準備を始めると安心です。三回忌も同じ流れで準備しますが、規模が小さい場合はもう少し短い期間でも間に合います。

  • 2〜3か月前:お寺と日程を相談し、会場を決めます。会場は自宅、お寺、斎場、会食のできる会場などから選びます。
  • 1〜2か月前:参列してほしい人に案内を出し、出欠を確認します。
  • 1か月前:会食(お斎)の会場や料理、引き物(返礼品)を検討します。
  • 2週間前まで:会食の人数と引き物の数を確定します。
  • 前日まで:お布施、供花・供物、遺影などを用意します。お墓参りをする場合は、お墓の掃除もしておきます。

一周忌の案内の出し方

一周忌の案内は、1か月前をめどに届くように出すのが一般的です。親族だけで行う場合や、三回忌以降で人数が少ない場合は、電話で知らせることもあります。

案内状には、故人の名前と法要の名称、日時、場所、会食の有無、出欠の返事の期限、施主の名前を書きます。返信用のはがきを同封すると、出欠が確認しやすくなります。

案内の文面は、句読点を使わない、季節のあいさつを省くなど、弔事ならではの書き方をすることが多いです。

  • 法要の名称(例:亡父 ○○ 一周忌法要)
  • 日時と場所(お寺や会場の住所、地図)
  • 法要後の会食の有無
  • 出欠の返事の期限と連絡先
  • 施主の名前

一周忌・三回忌の当日の流れ

当日の流れは、会場や宗派によって多少違いますが、おおむね次のように進みます。法要そのものは1時間ほど、会食を含めると2〜3時間ほどを見ておくと安心です。

  • 施主のあいさつ
  • 僧侶による読経と、参列者の焼香
  • 僧侶の法話
  • お墓参り(会場からお墓が近い場合)
  • 会食(お斎)と、施主のお礼のあいさつ
  • 参列者へ引き物を渡してお見送り

一周忌・三回忌の服装

一周忌では、施主や遺族は喪服を着るのが一般的です。参列者も、一周忌までは喪服で参列することが多いです。

三回忌以降は、少しずつ服装を控えめにしていくのが一般的です。施主や遺族は喪服か略喪服、参列者は黒や紺、グレーなどの地味な平服でもよいとされます。案内に「平服で」とある場合は、それに合わせましょう。どの場合も、光る素材や派手な色、露出の多い服は避けます。

子どもが参列する場合は、学校の制服があれば制服で構いません。制服がない場合は、黒や紺など落ち着いた色の服を選びます。数珠を持っている場合は、忘れずに持参しましょう。

一周忌の香典・お布施と引き物

参列者が持参する香典の表書きは「御仏前」とするのが一般的です。品物を供える代わりに「御供物料」とすることもあります。金額は、地域や故人との関係性、会食の有無によって異なります。

僧侶へのお布施の金額は、お寺や地域によって大きく異なります。分からなければお寺に尋ねても失礼にはあたりません。表書きは「御布施」とし、必要に応じて「御車料」「御膳料」を別に包みます。

参列者へお渡しする引き物は、あとに残らない消えものが選ばれることが多いです。お茶やお菓子、海苔などが定番で、持ち帰りやすい大きさと重さのものにすると喜ばれます。のし紙の表書きは「志」「粗供養」などが一般的ですが、地域によって違います。

三回忌以降の年忌法要と弔い上げ

三回忌のあとは、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌と続きます。回を重ねるごとに、家族や近い親族だけで行うなど、規模を小さくしていくことが多いです。

三十三回忌か五十回忌を「弔い上げ」として、年忌法要の区切りにする家が多いとされます。ただし、どこで区切るかは宗派や地域、家の考え方によって異なります。

同じ年に複数の故人の年忌法要が重なる場合は、まとめて営む「併修(へいしゅう)」という方法もあります。一般的には七回忌以降で行うことが多いので、お寺に相談してみましょう。

時期やしきたりは、地域・宗派・家庭によって異なります。迷ったときは、神社・お寺や家族と相談して決めてください。

一周忌のよくある質問

三回忌は亡くなってから3年後ではないの?

三回忌は、亡くなってから満2年に行います。亡くなった日を1回目の忌日と数えるため、2年後が3回目にあたります。七回忌が満6年になるのも同じ考え方です。

一周忌を命日より後に行ってもいい?

一般的には、命日より前に行うのがよいとされています。どうしても日程が合わない場合は、お寺に相談しましょう。事情に合わせた方法を教えてもらえることが多いです。

一周忌と三回忌で規模は変わる?

一周忌は親族や親しい友人まで招くことが多く、三回忌からは家族や近い親族だけで行うなど、規模を小さくすることが多いです。決まりはないので、家族で相談して決めましょう。

一周忌が終われば喪中も明ける?

一周忌までを喪中とするのが一般的です。一周忌を終えると、年賀状やお祝いごとへの参加も通常どおりにする家庭が多いです。考え方は家庭によって異なります。

一周忌に参列できないときはどうする?

案内の返事で欠席を伝え、香典や供物を送るのが一般的です。現金書留で送る場合は、お悔やみの手紙を添えます。後日、改めてお参りに伺うこともあります。

年忌法要は宗派によって違う?

一周忌、三回忌などの数え方は、多くの宗派で共通しています。ただし、弔い上げの時期や、法要の作法、お布施の考え方などは宗派やお寺によって異なります。菩提寺がある場合は、そのお寺の考え方に合わせましょう。

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